ふっ素樹脂 PTFE処理防塵固化材 技術資料(令和5年10月改訂版)
21/25

<付録-1> ふっ素樹脂 PTFE処理防塵固化材の発塵試験方法 (1) 試験目的 材料特性としての防塵性能のうち、発塵性を評価する。 (2) 試験項目 ふっ素樹脂 PTFE処理防塵固化材およびその原材料である通常の土質安定材の防塵性能として、発塵性を測定する。ここに「発塵性」は、下記の通り定義する。 発塵性:外力を受けた場合の粉塵の飛散しやすさ (3) 試験方法 ① 測定機器は、「作業環境測定法施行規則」第2条第2項に示される相対濃度計に適合する装置で、グラスファイバーろ紙(0.3μmのステアリン酸粒子を99.9%以上捕集する性能を有するものに限る)を装着して相対沈降径がおおむね10μm以下の浮遊粉塵を重量法により測定する機器を標準として較正された浮遊粉塵の重量を測定する機器(散乱光式デジタル粉塵計)を使用する。 表-1に掲げる測定機器のうち、型式「P-5L,P-5L2」を標準測定機器とし、表-1に掲げているその他の機器については、計測値(CPM)に相関係数を乗じた値を使用することとする。 表-1に掲げる測定器以外の機器については、併行測定の実施あるいは過去に得られたデータの活用等により標準測定機器に対する相関係数をあらかじめ定め、その数値を使用すること。相関係数は、必要に応じて別に公開するものとする。 ② 内径7.5cm、高さ10cmの円筒状の試料落下装置の片側に平滑な板(ガラス板、プラスチック板、厚紙等)で蓋をして、その中に試料200gを秤量する。試料は、強く締固めないように注意し、緩めに秤量する。 ③ 内径39cm、高さ59cmの円筒容器(図-1(a))の頂部投入口(直径7.5cm)より試料200gを自然落下させ、底面より高さ45cmの位置の容器内の浮遊粉塵量(相対濃度CPM[Count Per Minute])を表-1に掲げる散乱光式デジタル粉塵計により測定する(測定例:図-1(b))。 測定機器 標 準 その他 表-1 各測定機器 測定機器の型式 P-5L,P-5L2 P-5H3 LD-5D LD-3,LD-3B,LD-3C,LD-3K2 - 18 -

元のページ  ../index.html#21

このブックを見る